馬刺しをご家庭で食べるときには、「美味しく新鮮で安全な馬刺し」の購入が何よりも重要。その次に大切なポイントが、「タレと薬味」です。 お店で食べる味を家でも味わうには、あり合わせの醤油と薬味では勿体ありません。 今回は、馬刺しを最大限に美味しく食べられるようなおすすめのタレと薬味をご紹介します!
馬刺しに合う定番のタレ・薬味は?
馬刺しを食べる時に、そのまま何もつけずに馬刺しだけで召し上がる人はまずいません。 それもそのはず、馬刺しはとても淡泊であっさりしている味わいなので、味を付けずに食べると物足りない印象があるのです。 美味しい調味料と付け合わせが無いと、せっかくの馬刺しも台無し。まずは、馬刺しにぴったりな本場熊本で食べられている王道のタレと薬味をご紹介します。
甘口醤油
お店で馬刺しを食べたことがある方なら、馬刺しを食べる時に付けた醤油がなぜか甘く感じたことがあるかと思います。それは、九州の醤油には甘味料が添加されているものがメジャーだから。(四国や中国地方の醤油も地域によっては甘い醤油が普段から使われています。) 一般的な「甘くない醤油」で召し上がることもかまいませんが、是非一度は甘口醤油で馬刺しを堪能してみてください。甘味料が入ることで若干とろみを増した醤油は、馬刺しのうまさをより引き立ててくれます。
すりおろしニンニク
馬刺しの薬味として有名どころがニンニクと生姜です。馬の肉は、東洋では体を冷やす食べ物とされており、ニンニクと生姜は馬肉の冷やす力を抑える働きがあるとされています。
また、ニンニクは食中毒予防の抗菌作用もあることから、生肉を食べる時にすりおろしたニンニクを一緒に食べることは理にかなったコンビネーションであるともいえます。
味の面でも相性が良く、パンチのきいたニンニクが甘い醤油は、馬刺しの淡泊な味を引き立ててくれます。ニオイを気にする必要が無ければ、ニンニク醤油で召し上がることをおすすめします。
すりおろし生姜
生姜も同じく抗菌・殺菌作用があり、生肉にはもってこいの薬味です。口の中をリフレッシュさせてくれる爽快感もあるので、脂の多い馬刺しの部位を食べるときには生姜を付けて食べると良いでしょう。
ニンニクとは違い、あとに残るニオイが無いのでどんなシチュエーションでも生姜をたっぷり付けて馬刺しを楽しむことができます。
ニンニクや生姜をお好みで甘口醤油に溶いて食べるだけでも馬刺しの味を楽しむことができるのですが、甘口醤油が手に入りづらい場合や、ニンニクと生姜の量の最高のバランスが分からないという場合もあるかと思います。
そんなお困りの声を解消すべく、本場熊本仕込みの最高のバランスでタレとニンニク・生姜を配合した「馬刺し用の専用醤油」をご用意しました。その名も、「秘伝馬刺し醤油」です。
馬刺し本来の甘みや旨みを引き出してくれる最高の醤油になっておりますので、初めて馬刺しをご家庭で召し上がる際には是非ご活用ください!
オニオンスライス
魚の刺身によくついてくるツマは大根ですが、馬刺しではオニオンスライスがツマとしてついてきます。
馬刺しの味は淡泊なことで有名ですが、玉ねぎと一緒に食べることで食感と辛みがプラスされ、馬刺し単体で食べるのとはまた違った美味しさを味わうことができます。
また、玉ねぎが持つ血管を丈夫にする成分「ケルセチン」も摂取することができるので体にも良いですよ。
オニオンスライスの作り方
玉ねぎの繊維に逆らうように垂直にスライスします。包丁ではなく、スライサーや皮むき器を使うのがおすすめです。
10~15分くらい放置すると、辛み成分が抜けて食べやすくなります。 辛みが苦手な方は、新玉ねぎを使うのもおすすめですよ!
大葉
抗菌・殺菌作用を持つ野菜はニンニク、生姜以外にもたくさんあります。わさび、大葉、ネギもその中の一つ。
大葉の抗菌作用は魚の刺身のツマとしても使われているほど期待大。大葉の独特の香りも食欲増進を誘うと言われています。
夏バテで精を付けたいときの馬刺しにはもってこいの薬味ですね。
ネギ
ロースや霜降りなどの特に甘みが強い部位を食べる時には、是非万能ネギと一緒に召し上がれ!ネギの香りと辛みがお肉の甘さを強調してくれます。
写真を撮るときにもネギの青み(緑)が馬刺しの赤・白のコントラストによく映え、シズル感を演出してくれます。SNSで「馬刺しを食べているよー!」という写真をアップするときには、万能ネギは彩りとしても添えたい薬味です。
こちらのページもぜひ参考にしてみてください。
たまには変わった味を楽しみたいなら
これまでは本場熊本の定番のタレや薬味をご紹介しましたが、たまにはちょっと違う風味を楽しみたいというときには、こんな薬味はいかがでしょうか?
わさび醤油
わさび醤油でなら、お魚のお刺身感覚で召し上がることができます。わさびにも抗菌作用があるので、食べあわせ的にもGOOD!
甘味料が入った甘い醤油が苦手でしたら、普通の濃口しょうゆや刺身用醤油で召し上がるのももちろん大丈夫です。
辛味噌(辛子味噌)
馬刺しを食べる文化がある地域は、熊本以外にも数か所あります。その中でも、福島県の会津地方では、味噌に唐辛子とおろしにんにくを混ぜた「辛味噌」で馬刺しを食べるのが一般的。その辛味噌を醤油に溶かして食べるのが会津流です!
ごま油
レバ刺しでよく用いられる食べ方が、「ごま油+岩塩」。この組み合わせは馬刺しに応用しても美味しく召し上がれます。
ごま油の香ばしさとまろやかさ、岩塩の旨味と塩味が、馬刺し本来の甘さと旨みを引き立ててくれるのです。お酒も進むちょっぴり危険ともいえる味付けです。
卵黄
卵黄と馬刺し用醤油を肉に絡めて食べる他、桜ユッケの場合は卵黄が必須です。卵のまろやかさとこってり感が、馬刺しにまとわりつき絶品。ユッケに合わせる薬味は大葉やオニオンスライスがメジャーですが、キュウリを添えても食感が良いです。
まとめ:自分の一番好きな食べ方を探してみましょう!
甘口のタレと、付け合わせの薬味は馬刺しを食べる際の理にかなった組み合わせだということがお分かりになったかと思います。馬刺しを最高の味付けで食べるための専用醤油も用意してありますので、タレに迷ったときには「秘伝馬刺し醤油」に頼ってみてくださいね。
しかし、飲食店で馬刺しを食べると、タレや薬味は付属の物しか試すことができません。家で食べるからこそ、様々なタレや薬味を試して自分好みの食べ方を発見することもできます。
今回ご紹介したタレや薬味以外にも食べ方は無限大!自分好みの食べ方を探求してみるのも、馬刺しをお取り寄せすることの醍醐味ですよ。